1リットルは何デシリットル?わかりにくい体積の楽しい勉強法!

カサの勉強法

テストの点数が悪い!
算数って面白くない!!

算数嫌いのきっかけになりやすいのが「水のかさ」なんですね。

  • 1リットルは何デシリットル?
  • 1000ミリリットルは何リットル?
  • 10デシリットルは何リットル?

内容は、それほど難しくはありません。でも、2年生くらいだと3つの単位を整理して覚えるのは難しいんです。

答えは、

  • 1リットルは10デシリットル
  • 1000ミリリットルは1リットル

このデシリットルでつまずく子供がスゴク多いんです。
ですから、注意してみてあげてほしいんです。
勉強をするにもリットル デシリットル 覚え方には親のサポートと工夫が必要になってくると思っています。
そんなことを言っているうちの子も見事につまずいていました。(^^;
なので、ばっちり家勉で教えたんです。その記録を書いておきますので参考にしていただければと思います。

「1リットルは何デシリットル」が全然わかってない娘。

夏休みに2年生の楓が進研ゼミのチャレンジで勉強をしていたので横で眺めていました。
ママが○付けをしたページを横目で見ると×がたくさん付いている箇所があるんです。
これは、まずいのではないか・・・と
【×】 は分かっていないという信号ですから、ちょっと横から楓に質問をしてみました。
こんな感じです。

パパ 「ねーねー、楓?クイズです。」
「mLは、なんて読むでしょう?」
楓  「うーんとね。・・・・ミリ・・・・なんだっけ?」
パパ 「じゃあ、Lはなんて読むでしょう。」
楓  「デシリットル??」
パパ 「デシリットルは、dLだよ。」
楓  「じゃあ、リットル?」
パパ 「正解、じゃあ mLは?なんて読む。デシリットルとリットルが出たよね。もう一個の読み方!」
楓  「ミリリットルだ。」
パパ 「正解です。ミリリットルとデシリットルとリットルね。」
「ちょっぴり難しい?」
楓  「うん。」
パパ 「じゃあ、パパが先生してあげるよ。一緒にやる?」

ということで水のかさの単元を一緒に勉強することになりました。。
話を聞いたら、まだ学校では習っていないとの事で、チャレンジが予習になっていたようです。
それなら×がいっぱい付いていたのも納得です。

どうやって水のかさを勉強するか整理しよう

教え方を考える
まず、メートルやミリメートルの問題もそうですが、リットルとデシリットルも単位を理解することが大切です。
単位がわからないと子供は頭がこんがらがってしまします。

  • 長さの単元で言えば、mm・cm・m
  • 今回の水のかさで言えば、mL・dL・L

です。
楓の場合は、mLをミリリットルと読めない状態です。
mL・dL・Lを読むこともできずに単位の変換を教えても苦手意識だけが強くなっていき覚えられません。
なので、3ステップで教えるのがいいと思っています。
その3ステップはこれです。

かさを学ぶ3ステップ

  • mL・dL・Lを読めるようにする。
  • mL・dL・Lの見た目を覚える。
  • 単位~単位への変換を覚える。

それでは、ステップごとにどんな教え方をしてのかお伝えしていきますね。

ステップ1 mL・dL・Lを読めるようにする。

mL・dL・Lを覚えるのでもまずは読めないと話になりません。
読めないと先生であるパパが何を言っているのか理解できませんからね。

パパ 「デシリットルをリットルにするには・・。」

こんなことをいきなり子供に話しても意味が分からないわけです。
子供の頭の中は???でいっぱいになるでしょう。
それでは勉強になりませんから、
新しい言葉を教えるつもりで mL・dL・L を教えましょう。
教える方法は、単純に繰り返し読むしかありません。
でも、ミリリットル・デシリットル・リットルと暗唱していても覚えるわけが無いので教科書やチャレンジの問題に載っている「2dL」「1L100mL」「250mL」などを指差してクイズのように答えさせていきます。
こんな感じです。

パパ 「これは、mL(ミリリットル)・dL(デシリットル)・L(リットル)とよみます。」
「楓も一緒に読んでください。」
一緒 「mL・dL・L」
「mL・dL・L」
「mL・dL・L」


パパ 「じゃあ、今度は、楓一人で読んでみて。」
mL・dL・Lを順番に指差す。
楓  「ミリリットル・デシリットル・リットル」
パパ 「はい、もう一回」
楓  「ミリリットル・デシリットル・リットル」
パパ 「じゃあ次はね、順番を変えるよ。パパ指でさしたのを読んで、いい?」
楓  「いいよ。」
パパ 「じゃあ、これはなんて読む?」
dLを指差す。
楓  「デシリットル??」
パパ 「正解。自信を持ってください。合ってますよ。」
パパ 「じゃあ、これはなんて読む?」
Lを指差す。
楓  「リットル?」
パパ 「正解です。」
パパ 「じゃあ、これはなんて読む?」
mLを指差す。
楓  「うーんとね、ミリリットル?」
パパ 「正解、どんどん指差ししていくから答えてよ!」

こうして、「2dL」「1L100mL」「250mL」などの数字も含めた読み方を教えていきます。
これを10回、20回と繰り返していくうちにスラスラと答えられるようになって行きます。
多少の時間はかかっても正確に答えられるようになることを目指してください。
単位がスラスラ読めるようになったらこのステップは完了です。

ステップ2、mL・dL・Lの量の見た目を覚える。

単位が読めるようになったら、今度は量をイメージさせます。
mL < dL < L
この関係をイメージさせるんですね。
これは言葉で伝えてもなかなか理解が出来ませんよね。
実物で実験形式で教えるのがわかりやすいのでもうちょっと読み進めてくださいね。
実際にどんな教え方をしたのか?
牛乳パック(1L)・コップを用意しました。
まずは、わかりやすく牛乳パックを見せて、

パパ 「クイズです。これは、何リットルでしょうか?」
牛乳パックを見せる。
楓  「リットル?・・・」
パパ 「牛乳パックは、1Lなんです。」
「別の言い方もあります。分かりますか?」
楓  「・・・・」
パパ 「ほらここ見て、何mLって書いてある?よく見て。」
牛乳パックの側面を見せて
楓  「1000mL」
パパ 「1000ミリリットルです。1Lは1000mLなんだよ。すごくない。」
楓  「へぇ~。そうなんだ。」

これで、1Lと1000mLが同じなんだと見た目でも理解できますよね。これが狙いです。
次に、パパがいつも使っているコップと軽量カップを持ってきます。
実際に200mLの水を軽量カップに入れて、200mLのメモリを楓に読んでもらいます。
それを目の前でコップに移すとコップの8分目まで水が入ります。

パパ 「コップに水が入っています。これは何mLですか?」
楓  「200mL?」
パパ 「そうです。さっき計ったよね。200mLです。」
「200mLには別の言い方があります。デシリットルってあったよね。」
「200mLは、2デシリットルになるんだよ。」
「100mLだったら、何デシリットルだと思う。ヒントは200mLで2デシリットル。」
楓   「1dL?」
パパ  「正解です。」

楓にmL・dL・Lを教えた時は、

・牛乳パック1本 = 1L、10dL、1000mL。
・コップ1杯 = 200mL、2dL。

これを徹底的に覚えさせました。
考える基準となる単位と実際の量をイメージさせるとこで、いつでも思い起こせるようにしたんです。
これは、記憶を定着させなければなりませんから繰り返し、ふとした時に質問をして記憶を定着させました。
基準となる数値を覚えられたら、今度はこの基本の知識を応用できるようにしていきます。
楓に水のかさの単位を覚えさせた方法は、クイズです。
3つの単位を覚えて、大体の量をイメージできるようになったので、次は応用です。
教えたことを応用させるには家にあるものを使ってクイズを出していきます。
「」どれくらいの量だと思うと
たとえば、こんな感じです。
ヤカンを持ってきて、これは「2mL・2dL・2L」のどれでしょう?と単位を答えてもらいます。
初めは、これって牛乳2本分くらい入りそうじゃない?なんてヒントを出しながらクイズをしていました。
2Lと答えられたら、今度は、「2000だったら?」と質問をして 「2000mL」 と答えられるようになっていけばOKです。
そのうち、目についた水筒を持ってきて、

パパ 「800入ります。単位は?」
楓  「800mL」

と、だんだん理解が深まっていきます。
空き箱とか缶とか。キッチンにあるボウルとかお玉とか。
とにかく水が入りそうなものは何でも見せて単位を答えさせました。
これで、水の量の感覚を身に着けたので、今度は単位の変換に移っていきます。

ステップ3 は、単位~単位への変換を覚える

かさ
単位の変換は、1100mLは11dLとか1Lは100mLと言い換えられればOKです。
単位の変換で気を付けなければいけないのは、100ml=1dL、10dL=1Lという10ずつ繰り上がるというパターンではないことです。
10ずつで繰り上がるなら単純で覚えやすいんですけどね。
これを理解させなければなりませんが、これは繰り返して記憶を定着させるしかありません。
ここでも、

・牛乳パック1本は、1L、10dL、1000mL。
・コップ一杯が、200mL、2dL。

ステップ1で教えた基準をばっちり覚えていることが生きてきます。
あとは、問題を出して変換をさせていくだけです。
教えるというよりも問題を出して、答えさせるわからなければ教えるという方法でここはクリアーしていきました。
こんな感じです。

パパ 「1dL が 8こ あります。何デシリットルですか?」
楓  「8dL」
パパ 「正解。じゃあ、100mLが、5個あります。何ミリリットルですか?」
楓  「500mL。正解。」
パパ 「dLが、12個あります。何デシリットルですか?」
楓  「12dL。」
ここから本題
パパ 「正解。じゃあ、12dLは1Lと何dLですか?」
楓  「・・・・」(んっ?という顔。)
パパ 「10dLは、何リットル?だったっけ。」
楓  「1Lだから1Lと2dL?」
パパ 「すごい、正解です。よくわかったね。」
パパ 「22dLだと何Lと何dLですか?」
楓  「2Lと2dLです。」

これと同じく1200mLは何L何mLという問題に答えさせます。
ここまでくれば後は、慣れるだけ。
繰り返すことで知識が落ち着きますから、翌日や翌週など時々確認をすることで記憶が定着します。
ここまで教えるのに2時間みっちり教えました。
2回に分けましたので2日に分けて2時間の勉強です。
でも、あいまいだった知識が「解った!」に変わったようです。
進研ゼミのチャレンジで間違いだらけだった問題を再度取り組ませたら、しっかりと答えられるようになっていました。(※ 1問は、間違えましたけどね。ご愛嬌。)
ステップ1 : 単位を覚えさせる
ステップ2 : 実際に量をみてイメージをできるようにする
ステップ3 : mLやdLをLに直せるようにする。
この3ステップで、単位の勉強ならなんにでも応用が利きます。
教えるのって結構エネルギーを使います。だから、なかなか分かってくれないときにはイライラしてしまったり、そうならないように最後に

間違えて当たり前という気持ちで

2時間のなかで1回だけ厳しくいったことがあります。
それは、1000と読めばいいものを100と読んでしまうことを何度もしたことでした。
すでに習って書いてあることを読めばできるのにそれをしようとしなかったことを厳しく言いました。
見ればいいのに見もせずに100と決め込んで1000mLを何度も100mLと読んだことは叱ったんです。

 

わかっていることはしっかりとやりなさい。
読めばわかることはきちんと読みなさい。
わからないことや新しいことはいくら間違ってもいいし教えてあげる。
でも、100と1000はもうわかるでしょ。読めばわかることをきちんと読まないで間違えるのは悪いことです。




ここのところだけ注意をしただけで、あとは厳しい口調で接していません。
わからなくても繰り返し教える。
答えられなくてもせかさない。考えさせる。
もう駄目だなとなった時にヒントを出す。
そんな教え方を実践するように心がけています。
実際にはわかりませんが、楓は、
 ・ わからなくても怒られない。
 ・ せかさないで教えてくれる。
 ・ できればほめられる
こう思ってくれているのか、「一緒に勉強をする?」と私が聞くと「やろう!」笑顔で答えてくれます。
そんな、教え方で小学校2年生の水のかさの予習ができました。
時間にすればたった2時間なんですが、教えるのってエネルギーを使います。正直、疲れます。
できれば、自主学習してくれるのが理想なんですが、そう簡単にはいかず・・・
そんな中で、今注目しているのがタブレット学習です。
で初めのころは、冊子で十分と思っていたのですが急速に内容が充実してきています。
かさ・長さの単元は、目で見る情報が必要になってきます。教科書、冊子での勉強では限界があるんです。
その点、タブレットは映像で学習ができるのでかさ・長さの単元では威力を発揮します。

「かさ」「長さ」こそタブレット学習がおすすめ

教えるのが大変という場合には、タブレット学習はおすすめです。
授業を聞くように目や耳を使って学習を進められます。「かさ」「長さ」などの単元で威力を発揮のがタブレット学習といえるでしょう。こどもが一人ですすめられるのも親にはありがたいですよね。
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