時計の教え方・読み方!家庭で楽しく勉強する方法!【小学2年生の算数】

時間の勉強法

時計を教えるのは一苦労です。
・うちの子、時計が読めない。
・習ったはずなのに、全く理解出来ていない。

こんな状態で頭を抱えている親は多いはず。
時計の単元って難しいですからね。
私も子供に時計の勉強を教えたことがありますがササっと覚えられない単元が時刻・時間・時計です。
時間の単元に関しては少し冷静にじっくり時間をかけて教えるくらいの気持ちで子供と一緒に勉強に取り組んでください。
時間の勉強の目的は時計が読めるようになることそして時間の感覚を身に着けることです。
重要なのは時間の感覚を身に着けることです。
5分後。とか30分前。がどれくらいの時間・長さなのかを感覚で分かること。そして生活の中で使えることが重要と思っています。
時計を読む勉強はその第一歩です。
時計が読めなければ時間の感覚を身に着けることはできませんからね。
学校だけでは時計の勉強は学校だけではついていけ無いことが多いのでどうしても家庭でのフォローが必要になってきます。
家庭で時計の勉強をするときに親が先生をするときに押さえておくべきポイントをお伝えします。

親が時計を教える時のポイント

  1. 短針と長針で読み方が違う
  2. 時間は概念なので教えずらい
  3. 時計の勉強の教え方

それぞれを詳しく説明していきましょう。

短針と長針で読み方が違う

子供が時計でつまづくポイントの一つが短針と長針の読み方が違うということです。
これを意識していないと時計の読み方は教えられません。
時計を読むためには、短針・長針・秒針の3つの針の動きを読めなくてはなりません。
小学2年生で必要なのは短針と長針になります。、
・長針は、60分で一周
・短針は、12時間で一周

このように針が一周するときのルールが違うのです。ここに子供は戸惑います。
 ※短針も60時間で一周すればわかりやすいはずです。
針が一周するための単位が12と60で違っているので子供は戸惑うはずです。
短針と長針でルールが違うことを理解できてしまえば、すんなり時計を読めるようになるはずです。
教え方は、後程お伝えします。

時間は概念なので覚えにくい。

難しく書きましたが、
例えば、長さの場合は見ればわかりますよね。これくらいが1cmなんだ。10cmなんだって。
定規もありますし、実際の長さが目に見えるからです。
でも時間は概念なので目で見ることができません。
目で見えないので感覚で覚えるしかないのです。
感覚身に着ける必要があるので時間がかかりますし簡単には理解できないのです。
その概念(時間の感覚)を身に着けるために時計の読み方を勉強する必要があります。
大人は、5分しかない。と言われればアッという間に5分が過ぎるのを知っています。
時間の感覚が身についているからです。
でも、子供の場合は、5分という時間の概念がないのでそれが感覚として理解できません。
だから、「あと5分しかないよ。」といってもあまり焦らなかったりします。
「短い針が2になるまでに宿題を終わらせなさい。」といってもピンとこないのです。
それは、時間の感覚が身についていないからだと考えています。
時間に対する感覚は、小学生になると身についていたほうがいろいろと便利だと思っています。
時間で動くことが多くなってくるからです。
例えば、学校から帰ったら、1時間で隣の駅の英会話教室に行かなければならない。というときに、「1時間しかないのか?急がなきゃ。」という感覚を身に着けるためです。
その第一歩が時計を読むという勉強になります。
でも、本当に必要な時間の感覚は身に着けるのに時間がかかります。
まずは、時間の感覚を身に着けるのは日々の生活の中で年齢とともに身に着けていくものです。
では、時計の読み方をどうやって教えていけばいいのか?我が家で取り入れた勉強法をお伝えしていきます。

時計の読み方を家庭で勉強する方法!

時計の読み方は、この3ステップでを教えれば大丈夫です。

  • 短針の読み方を教える
  • 長針の読み方を教える
  • 短針+長針の読み方を教える

短針と長針を分けて教える必要があるのですがこれがなかなか難しいのです。
というのも、時計は短針と長針が同じ盤面にありますので子供の頭はこんがらがります。
短針と長針を分けて考えさせようとしても、同じ盤面に短針があるのでどうしても気になったり余計なことを考えますからね。
そう思ったので時計の読み方を教えるのに便利な手作りの時計シートを提供しています。
家庭学習で使えるようにPDFをダウンロードできるようしました。短針・長針は、手で書き入れてくださいね。

STEP1 : 短針の読み方を教える

まずは、短針の読み方を教えましょう。
このシートを使うと短針がどの位置にあっても何時であるかがわかります。
1~2の間は全部1時と教えればいいわけです。
10~11の間は全部10時なんだよ。と伝えるわけですね。
これですんなり覚えてくれます。
時計の短針

>>時計の短針PDFダウンロード

STEP2 : 長針の読み方を教える

次は長針です。分の読み方を教えましょう。
このシートがあれば子供は混乱せずに分の読み方を覚えてくれます。メモリの時間が分を表していますからね。
14を指さして、「ここは何分?」と聞けばいいわけです。
それを何回かやってあげれば分の読み方のルールを覚えます。
時計の長針

>>時計の長針PDFダウンロード

STEP3 : 短針+長針の読み方を教える

時計としての読み方を教えるのですが、子供の頭の中は教わったばかりのの二つのことを同時に考えるので軽いパニックになります。笑
時計は、短針と長針を同時に読む必要があるからです。
いきなり下の画像を示しても答えられないかもしれません。
短針と長針が頭の中で整理できなくなるのがその理由です。
なので、先ほどの短針の図と長針の図をカンニングペーパーとして横においてあげるといいと思います。
時間は短針のシート、分は長針のシートと別々に確認できるようにするのがいいでしょう。
シートを見ながらでも5時30分とか8時とか時間がわかりようになるまでは勉強を進めてください。
とりあえず、時間の読み方が頭に入ればそれでいいと思います。
メモリ付きの時計

>>時計PDFダウンロード

時計の読み方は、すぐに忘れてしまうので繰り返し教える必要にある単元です。
一度、覚えたらクイズ方式で「今何分だ?」といった感じで質問をしてあげてください。

時間の概念を教えるのは日々に積み重ね

普段の生活の中で時間を覚えさせるのが効果的です。
感覚を身に着けるのですから、時間がかかります。
感覚を身に着けるには時計を読めることが前提です。
でも、問題集や教科書を見ながら、「これが、6時30分。」と教えても子供は何も面白くはありません。
わかってしまえばなんて事はないのですが、初めて時計の読み方を勉強する子供は難しい印象を受けることでしょう。
だからこそ、子供が興味を持つことで教えてあげると効果があります。
例えば、おやつの時間の 【3時】。これを教えて覚えない子供はいません。
そのかわり、毎日3時になるとおやつをせがまれます。(笑)
夕飯の時間も同じく子供はすぐに覚えます。
我が家の夕飯の時間は6時半とつたえて、時計の針の位置を伝えれば、あっという間に覚えます。
「 今日のご飯は、6時半じゃなくて7時になりますよ。あと何分?」と聞けば一生懸命に考えます。
そんなときには実際に時計の針を手で動かして説明をします。
「 今は、6時半でしょ。長い針がここまで来たら7時。」と実際に針を動かします。
「 このメモリを30個分動かしたから。30分後だね。」と1メモリが位分であることを教えます。
こういったことを繰り返していると自然と時計を読む感覚と時間の感覚が身についてきます。
授業が始まってから、「そうだ教えなきゃ!」では後れをとってしまいますので、時計と時間の勉強が始まることを見越して1年生の時から少しずつ準備をすすめておくのがおすすめです。
時計と時間の勉強は、事前に準備をすすめておけば授業でつまずくことは少ないと思います。

家で勉強をしてなんとなくわかっている。
 ↓
学校で教わって理解が深まった。
 ↓
家と学校で繰り返すことで理解できた。となるはずです。

授業で復習をする感覚になるように時計の勉強を進めることをお勧めします。

記憶の定着におすすめの時計

家庭学習用の時計のシートを提供していますが、実際の時計でも同じような盤面の時計を手に入れることできます。
公文が提供している時計は、短針と長針を読むためのメモリがきちんとついています。
この家勉サイトで提供しているプリントのリアル版時計となっています。
今何時?のクイズを出すときにはとても便利でおすすめな時計です。
プリントで考え方を教えて、時間クイズは短針長針を動かして時計で進めるといいと思います。

スタディめざまし(卓上)

2 件のコメント

  • 孫のべんきようをみていますが時計の教え方がわからず困っていました
    とても参考になりました。

    • こんにちは、桜のパパです。
      このサイトが役に立てたようで何よりです。ありがとうございます。
      お孫さんとの勉強、楽しんでくださいね!

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